富野
前回の記事を書きながら、カテジナとカルルマンの関係に思いを馳せていた。 カテジナとカルルマンは疑似的に親子だったと気づいた。 こじつけるなら、ウーイッグの空襲で建物の倒壊に巻き込まれた後、地下鉄跡を抜けてきたというのは誕生の比喩だ。 リガ・ミ…
「ガンダム」の家族論(ワニブックス新書)を再読していたのだけど、Vガンダムについてはテーマに家族関係を据えたにもかかわらず、ほとんど触れていない。どうしたことか。 病気になる直前に作っていた『Vガンダム』は確かに、病気へと内向していく力が過剰…
「ガンダム」の家族論(ワニブックス新書)を出版直後に読んで以来なのでもう6年近くになる。先日あらためて再読してみると、作品に取り入れられた要素として、また富野監督の仕事観として鍵になっているものが垣間見えてきた。 本書で、富野作品の批評で挙…